名古屋大学について
名古屋大学は、1871年に仮病院・仮医学校が設立されて以来、145年以上の歴史をもつ伝統ある大学です。創立当初から受け継がれている「自由闊達」な学風を伝統とし、2000年に制定された学術憲章に掲げられている2つの基本目標、「創造的な研究活動によって真理を探究し、世界屈指の知的成果を産み出す」、「自発性を重視する教育実践によって、論理的思考力と想像力に富んだ勇気ある知識人を育てる」、を高く掲げて、その実現のため日々努力を重ねてきました。
21世紀に入ってから、6名もの本学関係者がノーベル賞を受賞したことは、名古屋大学の研究力が世界のトップレベルであることを如実に示しています。また、長い歴史の中で、社会の様々な分野でリーダーとなる多くの人材を輩出し、日本及び世界の発展に貢献してきました。本学は2009年に国際化拠点整備事業(グローバル30)の拠点として採択されたことで、これまで実施してきた質の高い学部・大学院教育を留学生にも、より広く教授できることとなり、国際的に活躍できる人材を育成することを目的とした「国際プログラム」を開設し、2011年10月より外国人留学生及び 帰国子女生を対象とした国際プログラム(International Programs)を開講しています。
英語で学位が取得できる国際プログラム
なお、日本語能力を持つ学生については、一部の講義を日本語でも受講でき、卒業単位とすることも可能としています。(※所属学部によって、卒業単位として認められる日本語講義科目が設定されているため、受講科目については事前に所属学部の教務係で相談する必要があります。)
プログラムの特徴
- 少人数教育
- 各プログラムは、10~15名の少人数制です。全学教育科目では他のプログラムの学生と一緒に講義を受けることにより、異なるプログラムの友人との交流を深めることもできます。また、講義中に教員に直接質問をして、インタラクティブなやり取りの中から、さらに知識を深めることも出来ます。
- 多文化交流
- アジア、アメリカ大陸、ヨーロッパなど世界中から集まった学生と共に学ぶことで、日常的に多文化に触れ、互いに刺激し合い、国際的な広い視野を育むことが出来ます。英語が話せる職員も各学部に配置されているので、タイムリーに留学生のサポートを行うことができます。
- 世界水準の教授陣
- 国内外で活躍する教員や研究者から、最新の研究内容や実用的な知識を学ぶことができます。
- 全学教育
- 一年次には、全学教育科目を履修し、所属学部だけでは学べない幅広い教養・基礎知識を身につけ、社会に出てからも、様々なフィールドで活躍できるような人材育成を目指します。ここでは、所属学部以外の学生とも共に学ぶことが出来るため、交友関係が広がる場にもなっています。
研究成果
学術活動の基本理念を定めた「名古屋大学学術憲章」において、「名古屋大学は、自由闊達な学風の下、人間と社会と自然に関する研究と教育を通じて、人々の幸福に貢献することを、その使命とする」と記しています。
本学の高い研究水準を示す一つの例として、化学、物理学において計6名ものノーベル受賞者を輩出していることが挙げられます。なおノーベル賞受賞を記念して下記の施設などが建設され、研究業績を広く紹介するとともに、名古屋大学における独創的・先端的な科学技術研究を推進するための一翼を担っています。
名古屋の魅力
日本の真ん中、太平洋側に位置する愛知県名古屋市は、中部地方にある人口230万人の都市で日本三大都市圏の一つを形成しています。日本のビジネスと工業の中核的拠点であり、日本経済にとって重要な地位を占めています。企業、工場、研究所が多数立ち並ぶだけではなく、百十数社のグローバル企業が名古屋市とその近郊に本社を置いています。
高度な都市構造を誇る名古屋市では、6つの地下鉄路線と3つの鉄道路線、そして市内を網羅するバス路線により簡単に移動することができます。名古屋市の中心部から本学東山キャンパスまでは地下鉄でわずか10数分で到着できます。新幹線を使えば、名古屋駅から東京駅までは、最短で94分で、京都駅までは34分で到着できます。
また、名古屋市は豊かな自然環境のなかに、活気ある都会の姿と伝統的な文化遺産が共存する都市でもあります。周囲を山や海に囲まれているため、年間を通して様々なアウトドアスポーツや文化イベントを楽しむことができます。春はお花見、秋は紅葉、そしてきしめん、味噌煮込みうどん、味噌カツなどの郷土料理の数々。そして今も街中にひっそり佇む昔ながらの街並みや、名古屋城や熱田神宮などの日本有数の史跡-キャンパスを超えて名古屋の様々な魅力に触れてみてください。